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大腸内視鏡検査は痛いと聞きましたが?
「大腸の検査は苦しくて痛いのでは」と心配され、検査を敬遠される方が多いかもしれませんが、大腸内視鏡の挿入技術により、大腸内視鏡検査は多くの方で多少の圧迫感を感じる程度で終えることができます。当院は苦痛を少しでも感じることなく検査を受けていただけるよう努めています。さらに「どうしても怖い」といった気持ちが先立つ方や、過去に開腹歴があり癒着のために、カメラのスムーズな挿入が困難な方には、必要に応じて鎮静剤を使用することも可能で、安楽に検査を受けていただけます。
その日に行ってすぐに大腸の検査はできますか?
事前に検査の予約が必要となります。当クリニックでは毎日検査を行っており、できるだけご希望に添うように対応したいと考えておりますが、検査をご希望される際には、一度、検査前にご来院ください。
当院に来ていただいてからですが、検査用の下剤(腸管洗浄液)を飲んで、大腸をきれいな状態にしていただく必要があります。このため、当日の朝食は抜いて午前8時30分頃までにご来院ください。
大腸内視鏡検査を受けたいのですが、どのくらい時間がかかりますか?
検査は通常10~15分ほどで終わりますが、検査を行うには検査前に約1リットルの下剤(腸管洗浄液)を飲んで、大腸をきれいな状態にしていただく必要があります。下剤を飲み始めてから、10回前後の排便があり、ほぼ透明で黄色い液体しか出ない状態になれば、検査を受けることができますが、ここまでに通常2~3時間かかります(便秘がちな方はさらに1~2時間かかることもあります)。
このため検査当日は、午後からの予定を立てずにご来院いただいた方が無難です。
大腸内視鏡検査の費用はいくらですか?
保険負担3割では、概算ですが、ポリープを切除しない場合は6,000円前後、ポリープを切除した場合は25,000円前後です。ただし、診療内容や保険負担の割合で多少異なります。
その日に行ってすぐに胃の検査はできますか?
胃の検査は原則予約制となりますので、検査前日までに電話でご希望日をご連絡ください。ご希望の日に、朝食を取っていない状態でご来院いただければ、可能な限りすぐに検査を行うことができます。
経鼻内視鏡はやっていますか?
原則的には胃カメラの検査ですと、口から内視鏡を挿入いたします。不安が強いようでしたら、軽い鎮静薬を使いながら検査を行うことも可能です。
いぼ痔の日帰り手術は可能ですか?
内痔核(いぼ痔)に対するオールマイティな手術法は、結さつ切除法です。これは、肛門括約筋を傷つけないように、痔核を粘膜とともに剥離していき、病的な痔核部分だけを切除する方法です。この方法は、根治性が高く優れたものですが、複数箇所にこの手術を行いますと、術後の痛みが強くなってしまうため、日帰りでの対応は難しいかと思います。
一方で、平成16年4月から保険適用されたALTA(商品名・ジオン)による硬化療法は、内痔核に注射を打つことにより、痔核に流れ込む血液の量を減らし、痔核を硬くして小さくさせる画期的な治療法です。内痔核が存在する部分には痛みを感じとる知覚神経が分布していないため、手術時に針を刺しても痛みを感じることはありませんし、通常、手術後に強い痛みが続くことはありません。すべての症例に適用されるわけではありませんが、この方法であれば日帰り手術は十分可能です。
※手術はおよそ10分~30分程かかります。
※手術後、経過観察のため、後日ご来院いただく必要がございます。詳しくは医師・スタッフまでお問い合わせください。
手術中やその後の痛みが心配ですが?
仙骨硬膜外麻酔という方法で麻酔を行うことにより、肛門周囲の痛みが取り除かれますので、手術中は痛みを感じることはありません。
ALTA(ジオン)による手術では、手術後に強い痛みが持続することはなく、排便時の痛みもだんだん和らぎます。
結さつ切除による方法でも、数日すれば排便するとき以外は痛みを感じないようになります。